浜松市で住宅用地を探している方の中には、

「低い土地はやめたほうがいいのでは？」と考えている方も多いのではないでしょうか。

実際に「地盤が弱い？」「洪水のリスクが高そう」といった不安の声を耳にします…👂

しかし、低い土地には予想以上に多くのメリットが存在しますので

低地の魅力や実際の選び方について解説します！

・地形と低地の位置関係

浜松市は遠州灘に面した海岸部から、北部の山間部まで幅広い地形を持つ都市です🌳

特に南部には天竜川や馬込川、新川などの河川が流れ、これらの周辺に低地エリアが多く見られます。

・低地エリアの具体的な町名例

たとえば、浜松市南区の中田島町や若林町、東区の天王町、西区の篠原町などが該当します。

これらのエリアは、土地の価格が比較的安く、開発余地のある場所も多いことが特徴です。

●低い土地のメリット

①：土地価格が安い傾向にある

浜松市内でもっとも実感されやすいメリットが、土地価格の安さです。

たとえば中田島町周辺では、坪単価が10〜15万円台の物件も見られます。

同じ浜松市内でも高台で人気の中区佐鳴台エリアでは坪単価が30万円を超えることもあるため、比較すると明らかに手頃です。

土地購入費を抑えられる分、住宅本体にかけられる予算も増やせますね。

②：利便性が高い立地が多い

浜松市の低い土地は、意外にも駅や主要道路に近い立地が多いです🚃

遠州鉄道沿線や、国道沿いには低地エリアが集中しており、交通アクセスが良好です。

例えば天竜川駅から徒歩圏内の東区エリアは、学校やスーパー、病院などの生活インフラが整っている上に、土地価格が抑えられているため、子育て世代にも人気があります。将来的な売却を見据えても「便利な立地」は大きな資産価値となります。

③：建築の自由度が高い

低地は新しい住宅地としての開発が進められるケースも多いため、建築の制約が少なく自由度が高いという利点もあります。

建ぺい率・容積率が緩やかな地域もあり、平屋や大きなガレージ付き住宅などの設計も可能です。

④：災害リスクへの対策が進んでいる

「低地＝災害に弱い」というイメージを持つ方も多いですが、近年の都市計画ではハザードマップに基づいたインフラ整備が進んでいます。浜松市でも、堤防のかさ上げや排水ポンプの設置、雨水貯留施設の整備が行われており、水害対策が着実に進んでいます。

また、住宅会社としては地盤改良や基礎の強化、敷地のかさ上げ工事などの技術的対応も可能です。事前に地盤調査を実施すれば、必要な対策は明確になります。

●低い土地のデメリットと対処法

①：浸水リスクがある地域もある

一部の低地では、豪雨や台風による内水氾濫が懸念されます。特に馬込川流域や旧河川沿いのエリアでは注意が必要です。

ただし、ハザードマップを確認し、リスクの少ないエリアを選ぶことで安全性は大きく変わります⛑

また、住宅設計の段階で床上げ（1階の高さを上げる）や、雨水を敷地外に逃す設計にすることで、実際の被害を大きく抑えることができます。

②：地盤改良が必要なケースがある

地盤が軟弱なエリアでは、建築前に地盤調査を行い、必要に応じて地盤改良を行う必要があります。

費用がかかる場合が有りますが、将来の住宅の耐久性を考えると必要な投資といえるかも知れませんね。

●浜松市で低い土地を選ぶ際のポイント

・市のハザードマップを必ず確認する

・地盤調査を必ず行う

・かさ上げや排水設計などを住宅会社と相談する

・将来の資産価値と立地条件を比較検討する

浜松市における低い土地には、価格の安さ、立地の良さ、建築自由度の高さといった多くのメリットがあります。

一方で、浸水や地盤といったリスクもゼロではありません…。

しかし、これらは事前の調査と設計、技術によって十分に対処可能です✨

土地選びで最も重要なのは、「不安要素を正しく理解し、適切な対策を講じること」です。

低い土地だからこそ実現できる、ゆとりある住まいをぜひ検討してみてください♪