空き家を放置するとどうなる?放置リスクと活用法
※空き家問題は他人事ではありません。
空き家を所有している方の多くが、「今すぐには使わないから」「将来使うかもしれないから」といった理由で放置しがちです。
しかし、空き家を放置することは思っている以上に大きなリスクをはらんでいます…💦
本日は空き家の放置によるデメリットとその解決策を徹底解説します!
◎空き家を放置するとどうなる?🏠
・建物の老朽化が急速に進行する
空き家を放置すると、風通しが悪くなることで湿気がこもり、建物の劣化が急速に進みます。定期的な換気や手入れをしていない住宅では、築20年未満でも床や壁が腐食したり、屋根に穴が開いたりといった深刻な被害が出ます。老朽化が進むと資産価値が大幅に下がり、将来的な売却や賃貸が難しくなります。
・不法侵入や犯罪の温床になる可能性
人の気配がない空き家は、不審者の侵入や不法投棄の標的になるリスクがあります。特に地方都市では、空き家が放火や窃盗の現場として使われたケースも報告されています。空き家が犯罪に使われれば、所有者としての責任が問われる可能性もあります。
・近隣住民とのトラブル
庭の草木が伸び放題になり、害虫が発生したり、景観を損なうことがあります。その結果、近隣住民との関係悪化や苦情の原因となります。空き家の放置は、地域全体の資産価値や住環境の悪化を招きかねません。
・行政からの指導や固定資産税の増額リスク
「空家等対策の推進に関する特別措置法」により、管理が不十分な空き家は「特定空家」に指定される可能性があります。指定されると、所有者に対し修繕・撤去命令が出される場合があります。また、住宅用地の特例が適用されなくなるため、固定資産税が最大6倍に跳ね上がるリスクがあります。
◎空き家の活用法とは?🌳
リスクを防ぐ4つの選択肢
1. 空き家を売却する
もっとも一般的な活用法は売却です。土地や建物の状況により、売却価格は異なりますが、管理の手間がかからなくなるメリットがあります。最近では、空き家専門の不動産業者も増えており、無料査定や買取サービスも充実しています。
2. 空き家を賃貸物件に活用する
一戸建ての空き家は、DIY可能物件として人気があるケースもあります。リフォームを前提に貸し出すことで、コストを抑えながら家賃収入を得ることが可能です。また、シェアハウスや外国人向けの短期賃貸など、多様な活用方法があります。
3. 空き家バンクへの登録
自治体が運営する「空き家バンク」に登録することで、移住希望者やリノベーション希望者とのマッチングが期待できます。浜松市でも独自の空き家対策プログラムを実施しており、補助金やリフォーム支援を受けられる場合があります。
4. 解体して更地にする
老朽化が進みすぎている空き家は、思い切って解体することも選択肢の一つです。更地にすれば、不動産としての活用方法の幅が広がります。ただし、解体費用は建物の大きさや構造によって数十万〜百万円以上かかるため、事前に見積もりを取ることが重要です。
◎空き家放置で後悔した事例👤
事例をご紹介します。
ご両親が亡くなって10年以上放置していた実家の売却相談に来られましたが現地を見てみると、屋根は崩れ、床は抜け落ち、内部はシロアリの被害がひどい状態でした。その結果、解体費用が120万円ほどかかり、土地だけで売却することになりました。早い段階で管理や売却をしていれば、家付きでの販売も可能だったと思われます。
このように、「空き家を放置するとどうなる?」という疑問には、「資産価値がなくなり、逆に費用がかかる結果になる」と明確に答えることができます。
◎まとめ
空き家は早めの対応がカギ🔑
空き家を放置すると、建物の劣化・不法侵入・近隣トラブル・固定資産税の増額など、さまざまなリスクが発生します。これらのリスクを避けるためには、空き家を「活用」するという選択肢を積極的に検討することが重要です。
売却・賃貸・空き家バンク・解体など、状況に応じたベストな方法を選ぶことが資産価値を守る第一歩ですね!✨
「今は使わないから」ではなく「今だからこそ」できる対策を一緒に考えていきましょう。
浜松市周辺の空き家に関するご相談は、物件王国までお気軽にお問い合わせください。