【土砂災害警戒区域】家を建てても大丈夫?
 
							住宅購入を検討している方にとって「安全性」は何よりも大切な条件ですよね🍃
浜松市は温暖な気候で住みやすい反面、台風や大雨による土砂災害のリスクを抱える地域でもあります。
そのため、住宅購入や土地探しを進める際には「この場所が土砂災害警戒区域に指定されていないか?」を確認することが欠かせません。
このブログでは、土砂災害警戒区域の基礎知識から浜松市の現状、住宅購入時の注意点や安全対策までを詳しく解説します!
○土砂災害警戒区域とは?
土砂災害警戒区域の定義📌
土砂災害警戒区域とは、土砂災害防止法に基づき、がけ崩れや土石流、地すべりなどの危険がある区域として都道府県知事が指定するエリアです。
浜松市でも山間部や丘陵地など、多くの地域が対象になっています。
住宅購入を検討している方にとっては、事前に確認すべき大切なポイントなんです。
なぜ指定される?
浜松市は北部に天竜区などの山間地を抱え、急傾斜地が多い地域です。
台風や集中豪雨の時期になると、土砂崩れのリスクが高まるため、「土砂災害警戒区域」に指定されるケースが年々増えています。
○土砂災害警戒区域の現状
指定区域の広がり
静岡県の発表によると、浜松市内には数千か所規模の土砂災害警戒区域が指定されています。
特に天竜区、北区、浜北区などの山間部や斜面に近い住宅地が対象です。
ただし、中心市街地(中区・南区)でも油断はできません。
一部エリアには急傾斜地が点在しており、「平地だから安心」とは言い切れないのが実情です。
○土砂災害警戒区域内で住宅を建てる場合の制限
建築基準の制限
「警戒区域に指定されている土地でも、家を建てられるの?」
―― そう疑問に思う方も多いと思います。
結論から言うと、建築は可能です。
ただし、建築確認申請の際に安全性を確保するための構造対策が求められます。
たとえば、次のような対策が必要になることがあります。
■がけ崩れを防ぐための擁壁の設置や補強
■排水設備の整備(雨水を流すための設備)
■地盤改良工事の追加(土地の安定性を高めるため)
つまり、「建てられない」わけではありませんが、
安全を確保するための費用や手間が必要になる可能性がある、ということです。
○土地探しをする人が気をつけたい3つのポイント
1. ハザードマップを確認する
まずは、浜松市の公式サイトで公開されている「土砂災害ハザードマップ」をチェックしましょう。
地図上で簡単に「警戒区域」「特別警戒区域」を確認できます。
購入を検討している土地が対象エリアに含まれていないか、事前に確認することが大切です。
2. 現地で地盤状況を調査する
次に、不動産会社や建築会社に地盤調査を依頼しましょう。
地耐力(どのくらいの重さに耐えられるか)や水はけの良し悪しを数値で確認することで、
家を建てても大丈夫な土地かどうかが明確になります。
3. 専門家に相談する
不動産業者や建築士、宅地建物取引士などの専門家に相談することもおすすめです。
安全性だけでなく、将来的な資産価値や売却時のリスクも確認できます。
○土砂災害警戒区域での生活
【メリット】
①緑豊かな自然に囲まれた環境で暮らせる
②市街地よりも土地価格が安い傾向がある
③交通量が少なく、静かな住宅環境を得やすい
【デメリット】
①大雨時には土砂災害のリスクがある
②建築制限や追加工事によってコストが上がる場合がある
③将来的に売却がしにくいケースがある
◎まとめ
「土砂災害警戒区域」は、家を建てる場所を決めるうえで必ずチェックすべき項目です。
怖い言葉に聞こえるかもしれませんが、リスクを正しく理解して対策を講じれば、区域内でも安心して暮らすことは十分可能です✨
浜松市で理想の住まいを探す際は、ぜひハザードマップの確認・地盤調査・専門家への相談を忘れずに。
家族の“安心な暮らし”を守る第一歩として、今回の内容をぜひ参考にしてみてくださいね。
 
                 
             
           
         
          